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モラルが無いのは学生だけか?

11月5日(月)放送のVOICE(毎日放送・月~金18:16~18:55)内のコーナー「憤懣本舗」で同志社大学京田辺校地の学生の通学マナーが悪いという内容の放送がされました。最寄の近鉄興戸駅からキャンパスまで大学が定めた正規の通学ルートを通らずにテナントビルの中を通り抜けたり、横断歩道が無い道路で無理な横断をするなどといった内容でした。

この件に関して大学生の観点から感じたことを批判を恐れずに書いておきます。
まず初めにテナントビルの通り抜けなどの行為にモラルが欠如していることは否めません。正規の通学ルートを通っていないことも良いこととは言えないでしょう。
ただ気持ちはものすごくわかります。キャンパス内は学生の庭のようなものですし、その付近で友人と一緒に団体でいれば解放的な気分にもなります。さらに毎日のように同じところを通学していると罪悪感もなくなります。立命館の京都衣笠キャンパスの場合でも似たようなもので、細い公道を渡らないと行けない校舎が一つあり、休み時間にはその道は歩行者天国状態です。立命館が問題にならないのは、この道の交通量が極めて少ないためです。通学時のマナーにしても、阪急西院駅・JR京都駅・JR円町駅・京阪三条駅・京福等持院駅など利用する駅が学生によって様々であり、バスも多くが立命館大学前止まりであるなど、一つの駅から学生が一気に徒歩で通学という状況が生まれないのが大きな要因です。同志社京田辺のような環境が揃えば、立命館も「憤懣本舗」のお世話になることでしょう。

しかし、これは学生だけの問題でしょうか?大学側には何も問題がないのでしょうか?この放送を観ての最大の疑問は「正規の通学ルート」を定めた根拠は何なのか?という点です。周辺住民などは多くの学生が通ることを快く思わないでしょうが、コンビニ等の店舗にとっては学生が通らないことは死活問題です。ただでさえ、あの地域は大学が無ければ人が一気に少なくなるようなところです。そのような利害関係者の事情を考慮した上でのルート設定なのでしょうか?そうでなくても20歳前後の人間に通る道まで指定することには違和感があります。
さらに、そこまでして定めた通学ルートを通らない学生が非常に多いにもかかわらず、「大多数は正規のルートを通行する」と呑気なことを言っています。ルートを定めるなら定めるで徹底する。徹底しないなら不必要な縛りを設けない。どちらかにしなければ、ルート設定は周辺住民への表面上の責任逃れにしか見えません。

同志社に限ったことではありませんが、大学経営者は規模を拡大するのが楽しいようです。一部の大学は医学部を設置することに必死なようです。医学部を設置すれば国からの助成金が一気に増えるのですから、その気持ちはよくわかります。僕も個人的に医学部を設置して国からお金をもらいたいぐらいです。しかし、その前にもっと身近にある問題が見えていないようです。

こんな経営者が学生にモラル云々言う資格はあるのでしょうか。

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