« 亀田兄弟へのアドバイス | トップページ | 敗者復活!! »

【今日の授業。1】メディア支配の構図

【受講日】2007年10月25日
【講義名】メディア・リテラシー概論(同志社大学)

日々の授業で印象に残ったことを少しずつ書きとめていきます。初回はいきなりですが、他大学受講で受けた同志社大学のメディア・リテラシー概論から。

放送メディアが支配され、放送内容が歪められる構図はいろいろありますが、大きなものを挙げると以下の3つになるそうです。
①放送事業免許が5年ごとの総務大臣による更新制であり、この制度や電波法を利用した心理的・物理的圧力
②大企業のスポンサーと広告業界による社会問題への報道規制やドラマ内容への干渉
③ジャーナリストの不勉強と建設的なメディア批評の不在

この中でもわかりやすい、かつ、おもしろいのは②です。
何気なく見ているドラマにもこの構図は隠れています。よくあるシーンの例を順を追って例を挙げてみます。
1.男女が飲食店にいる。
2.男は刑事でその上司から連絡が入り、事件現場に急行。
3.店の前には車が置いてあり、それで移動。
4.犯人を見つけるが取り逃がす。
5.犯人を車で追跡。

このドラマのスポンサーが自動車メーカー、酒造会社だとします。
すると、1もしくは2のどこかには必ずこの酒造会社の酒がわかりやすい位置においてあります。3の車は主人公の男の年齢層に合った格好いい車でもちろんスポンサーの自動車メーカーの車。そして5で主人公が乗るのもスポンサーの自動車メーカーの車、しかし追いかけられる悪役の車は別のライバルメーカーの車といった具合です。
その他にも自動車メーカーがスポンサーの場合は交通事故やひき逃げ、飲酒運転、酒造会社の場合も飲酒運転、製薬会社の場合は薬物自殺などはストーリー中に絶対発生しません。これらの事象は現実社会では頻繁に起こり得るものですが、これらを全く含まないで社会の実情を反映した意味あるドラマを制作することができるでしょうか。
もし、これがドラマではなく報道で伝えるべき「真実」にまで影響を及ぼしてしまったらストーリーがおもしろい、つまらない、だけでの話では済みません。

それらを読み解く力(=メディア・リテラシー)が視聴者には求められています。

|

« 亀田兄弟へのアドバイス | トップページ | 敗者復活!! »

今日の授業。」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/476042/8617221

この記事へのトラックバック一覧です: 【今日の授業。1】メディア支配の構図:

» 【マスコミ】会計検査院の記事が増えてきた [国会傍聴記by下町の太陽・宮崎信行]
(写真は会計検査院の書面検査・実地検査のようす。検査院ウェブサイト「きっずぺーじ」から) 最近の新聞報道で気付くこと。 会計検査院の記事が増えてきました。 会計検査院は憲法90条に基づく機関です。「国の収入支出の決算は、すべて毎年会計検査院がこれを検査し、内閣は、次の年度に、その検査報告とともに、これを国会に提出しなければならない」と定められています。 実は行政府の機関で、憲法に設置が義務づけられているのは会計検査院だけです。 財務省、総務省、警察庁、経済産業省、外務省や内閣官房などの主要省庁ですら... [続きを読む]

受信: 2007.11.03 15:50

« 亀田兄弟へのアドバイス | トップページ | 敗者復活!! »